2017/09/10気が進まぬ

秋に京都府が主催する展示会があり、それに向けての作品作りが始まりました。
「京もの認定工芸士」という肩書をいただいておりまして、京もの認定工芸士作品展には毎年出展しないといけない義務させていただくのです。技術技法の制限もあり、出品をサボる認定者も多く、正直あまり乗り気のしない展示会です。

ただまあ、制約のある中でどれだけ遊べるかということをここ2年くらいはテーマにして作ることにしています。
今回はどこまで遊べるか、チャレンジです。

(※ご理解いただいていると思いますが、「遊ぶ」とは新しい技術やデザインに挑戦するという意味ですよ。)

2017/08/31隠し蟻組み


春から初夏にかけて、工芸展の仕事に追われていました。
箱モノを製作しましたが、板と板の組み合わせ部分に用いるのは留め型隠し蟻組みです。噛み合わさる歯の部分の精度、先端の加工精度すべて高い技術が必要ですが、その準備段階の「毛引き」という作業もそこそこ手間がかかり、面倒な作業です。
簡単に言えば、加工する箇所に線を引く作業ですが、その線はえんぴつではなく刃物を使って引きます。えんぴつの線は細くても0.5mmくらいの太さがあり、それでは精密な加工ができないのです。刃物で引いた線であれば太さで言えば「0」に近く、より精密な加工を目指せるというわけです。無論、引く場所を間違えては元も子もないので集中を切らさぬことが重要です。

2017/08/20自然の色・形

会社の工房にタマムシが飛んできました。

玉虫はその幼虫がケヤキやエノキなどの材を食べて成長します。
工房は木材市場の一角を間借りしているので、木材の匂いに誘われてくるのでしょう。

さほど珍しい虫ではないのですが、つい捕まえて観察してしまいます。
色ももちろん特徴的ですが、全体のフォルム、翅の曲線美なども工芸の重要なヒントです。

2017/08/10製作中

駒を複数組並行しています。
彫っているのは長禄書。浅彫りの彫駒です。なんだか久しぶりです。
研ぎだしているのは清定書の彫埋め駒。薩摩の小黄楊を使っていますが、どう仕上がるでしょうか。
もう一組、菱湖書の盛上げもやっていますが、このところ湿気が多すぎて全く進みません。

2017/07/31将棋ブーム

天才棋士の出現でにわかに将棋界も少し落ち着いてきましたか。
勝負メシが注目され、お店にまで報道陣が押し掛け、メニューが売り切れも続出とは。。。
変な国やなーと思います(笑)。

私が将棋駒を作っていることを知っている近所の方は、
「駒の注文が殺到しているのでは??」
なんて聞かることもありますが、「まだ来てません~。」ね。
たぶん忙しいのは、プラやスタンプ駒を扱う業者さんですよね。

私が忙しくなるのは、このブームで教室に通い始めた子たちが、プロになるころでしょうか。

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