2020/01/19本年もよろしくお願いします

すっかり遅くなってしまいましたが、年が明けました。
新年おめでとうございます。

2019年、結局目標は達成できぬまま終えてしまいました。

2020年、新たなオファーもあり少し変わっていきそうな予感もあります。
駒や箱、棋具のお仕事もできるだけ早く仕上がるように努めますし、木工の方もレベルアップできるよう頑張ります。

2019/12/15トレーシングペーパーに印刷する方法

将棋駒づくりにおいて字母紙印刷の作業は必ず必要な作業のひとつですが、なかなか苦労の多い作業ですね。駒を彫るためにはできるだけ薄い紙に印刷したいわけですが、薄い紙は家庭用プリンターは認識しなかったり、印刷中に詰まってしまったりとトラブルが多発します。
私が以前使っていたCanonのインクジェットプリンターは40g/m2のトレーシングペーパー(以下、トレペ)でも問題なく印刷できましたが、次に使用したEPSONのプリンターでは60g/m2より薄いと詰まってしまい、またその次のEPSONのプリンターは75g/m2でも認識しないなど機種によって適正が違うようです。またレーザープリンターの場合、トレペの表裏やメーカーによっては40g/m2の薄さでも印刷できることがありましたが、レーザープリンターは家庭向きではないですし、熱を加えるため紙が巻いてしまうなどリスクもありました。

有名な対策としては、トレペをコピー用紙にスプレー糊(3Mの55番など)で仮止めして厚みを増した状態で印刷する方法があります。シンプルで失敗の少ない方法ですが、私の場合字母紙を反転して印刷するため彫るときにはスプレー糊がついた方が表になってしまい、ベタベタするのが悩みでした。

そこで色々と調べてみると面白い方法を発見しましたので紹介します。

プリンターは背面給紙タイプになります。
まず、プリンターの給紙口のセンサーやローラーの位置を確認します。
このセンサーが紙を感知できなかったり、ローラーがうまく送れないとトラブルになるようですが、逆にこのセンサーとローラーを通り過ぎることができれば無事に印刷することができます。

次に、センサーの位置に合わせてコピー用紙に線を引き、台紙を作ります。

先ほどの台紙にコピー用紙を重ね、写真の黄色の線の形に糊を付けます。

使用した糊はこちらです。

糊付けしたコピー用紙にトレペを貼り付けます。
T字に糊を付けているので端の方は浮いている状態です。
その状態で印刷するとこのような感じになります。

端が浮いている分汚れてしまうことはありますが、字母紙としては問題なさそうです。

この方式で印刷できると駒字部分には糊が残らず彫るときに邪魔になりません。
最後に、プリンターの機種や印刷方式によってはきれいに印刷できなかったり、プリンターの故障につながる可能性もありますので、お試しになる際はくれぐれもプリンターの説明書や構造等をよくご確認いただいた上でご自身の責任で行っていただくようお願いします。

 

2019/12/03Clasism 2019冬号に掲載いただきました

11月30日発売のClasism(クラシズム)2019冬号の「沈思木工」というコーナーで取り上げていただきました。

Clasismは関西のギャラリーやお店、職人さんなどスポットを当てた季刊誌で関西の大手書店やアマゾンで取り扱いがあるようです。

2019/11/07関西駒の会展示会に参加しました

去る2019年11月2日、大阪市福島区の地蔵寺にて開催されました関西駒の会展示会にお誘いいただきまして展示参加させていただきました。関西駒の会では数年前より初心者中級者向けの講座を開講しており、熱心に駒作りに取り組む新メンバーも今回多数参加し、並んだ力作に圧倒されました。

私が初めてこの会に寄せていただいたのは12年前、まだ高校生の時でした。その当時とはメンバーも変わり、また将棋界の環境も変わってきていますが、暖かい雰囲気は変わらず居心地が良いです。会を見守っておられるベテラン会員さんを中心にいい空間が作り出されているなあと独立したことで新しく感じることもありました。

当日は開場から終わりまでずっと色々な方とお話をさせて頂きまして、「HP見てます」「インスタ見てます」など応援の声も頂きとても嬉しかったです。こうした展示会やネットやSNSでも見ていただく機会が増え、また先月30歳の誕生日を迎えまして、さらに頑張らねばと気持ちを高め帰路につきました。

2019/10/23新作を3組追加しました

久しぶりに駒の新作が完成しましたので、掲載いたします。
今回は盛り上げ駒3組が同時に出来上がりました。いずれもご依頼をいただき制作させていただきました。最近は盛り上げ駒や彫埋駒のご依頼も増えてきました。
まだまだ技術や漆の扱いには至らぬところも多いとは思いますが、一組一組心を込めて作らせていただいています。