前々からやってみたいと思っていた字母紙の研究。これまでは既存の字母紙を元にアレンジを加えながら制作をしてきました。それはそれでとても奥深いし面白く今後もより深めてみたいことではありますが、新しい書体づくりというものにもチャレンジしたいと思うようになりました。ということで数年前から少しずつ集めていた資料を引っ張り出して研究が始まりました。
新書体と言っても私は字が下手ですし、創作的なセンスにも欠けているので、まずは書家の字を元に作ってみることにしました。
まだ全く作業を始めたばかりで駒字にあるものをピックアップしただけで完成のめどなど全く立っていないので詳しいことは言えませんが、明治時代の書家の資料から集め始めています。これも見る人が見れば誰のものか判るのでしょうか??
こうピックアップして並べてみますと当たり前のことですが同じ字でも微妙に形が違いますし、崩し方も前後の字の流れによっても少し違うようでした。
さすがに成桂や成銀にあたる小将棋の駒字独特の進化をしたものは見つかりませんが、他の字については数は違えど見つけることができました。
さて、この先どのくらいかかるのか。そもそも完成まで行きつくのか。。。どうぞ見守ってくださいませ。