島桑拭漆駒箱 -隅切印籠型-     

ご依頼をいただき制作した駒箱です。材料は持ち込みで、大人しい板目の部分を使いました。
隅切(すみきり)と言われる八角形で印籠型に仕立て、蓋の縁の回線、手がかりの覆輪それぞれには黒柿を使いました。こうした形は見た目が堅くなりがちですので、天板と下箱に僅かなアールをつふくらみを持たせています。

板同士の接合は雇実(やといさね)技法を用い、接ぎ手やチギリが見えないようになっています。拭き漆は透き漆を用い、艶有の漆と艶消しの漆を混ぜたり交互に重ねるなどして程よい艶に上げています。