将棋の駒作りは基本的に地道な作業の積み重ねですが、研ぎ出しだけは一気に作業が進んだように錯覚しますね。
こちらは宗歩好の彫駒。字母紙は75g/m3の厚めのトレーシングペーパーを使用しており、研ぎ出しの最初は320番のペーパーで紙の途中まで研ぎます。そのあと、程よく乾燥したところで1週間ほど休ませてから本格的な研ぎ出し~磨きの作業が始まります。