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2025/08/23グループ展出品作品のご紹介
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先日お知らせしました京都高島屋にて開催されるグループ展『木工芸の技と美』展に出品予定の作品をご紹介します。
①飾り箱「metamorphose」
こちらは以前に日本伝統工芸展に出品した作品で、工芸会正会員に認定を受けた思い出深い作品です。少し珍しいタモの縮み杢に黒漆で拭き漆を施し、内箱はトチの白さを生かした造りにして変化をつけ、蛹から蝶が羽化する「変態」をモチーフに構想しました。
②欅拭き漆駒箱
造りは一般的な駒箱です。木味の良い欅の玉杢と黒柿の回線がアクセントの作品です。持ってみると結構軽いのもポイントだったりします。
③将棋駒(桂洲書彫駒中国黄楊赤柾)
今回初めて発表するオリジナル書体です。江戸時代の書家・伊藤桂洲の千字文等の資料を基に字母を仕立てました。構想~導入のあたりはコラムにも書きましたが、そこから数年かけてコツコツと字母と彫り駒の制作を進めてこの展示会でお披露目させていただきます。
④「花筏」カップ&ソーサー
今回の展示会に合わせて制作した作品で、葉っぱの上に実をつける「ハナイカダ」という低木植物をモチーフに手つきのカップと葉型のソーサーをデザインしました。普段は将棋駒と指物の仕事ばかりで、丸い挽物やノミと鉋で自由に削り出す刳り物は滅多にやりませんが、今回この作品の構想があって制作してみました。ソーサーは樹種が2種類、カップの方はデザイン違いが2種類を拭き漆の色違いを2種類ご用意しています。
展示会概要は以下の通りです。
■開催概要■
名称:「木工芸の技と美」
会場:京都髙島屋 6階美術画廊
日時:2025年8月27日(水)~9月1日(月) 午前10時~午後8時
出品作家:天野豊・市川正人・甲斐幸太郎・住谷考蔵
疋田達矢・松原輝・松本高次・宮本貞治 (50音順・敬称略)
私は8月31日(10時から15時)と9月1日(同)に当番にて会場に居ります。
お時間がございましたらご高覧いただけますと幸いです。
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