2020/08/2810人展が終了しました

8月19日~25日に京都高島屋美術画廊にて開催された「木工芸の技と美 10人展」が無事に終了しました。

コロナ禍で来場者と売り上げが心配されましたが、この状況にしてはまずまずの数字であったようです。私は事情により当番などで会期中に会場に伺うことができず、ご来場の方とお話ができず残念でしたが、何名か知り合いの方も見に来てくださったようです。この場を借りて御礼申し上げます。

出品した作品を掲載いたします。
また詳しくは個別のページを作成する予定です。

2020/08/24卓上駒台を制作しています

暑い日が続いています。
京都高島屋で開催中の「木工芸の技と美 10人展」は明日25日(火)で最終になります。このような状況ですが、注意しながら見に行ってくださった方もおられたようで、「見に行ったよ」とご連絡をいただいています。嬉しいです。

工房では同時にいくつも仕事を進めていますが、将棋関連のものではこのところ駒台にかかっています。

こちらはご注文で制作させていただいている卓上3寸盤用の駒台です。さすがに3寸ともなると高さが8センチほど必要で、1枚板で作るには材料面でも難しいということで、指物で一本脚型で制作してみました。

材料はトチの杢。そろそろ木地も仕上がりです。どんな感じにできあがるでしょうか??

2020/06/02懐かしい写真②

前回のブログで紹介した近畿展の翌年、第43回日本伝統工芸近畿展においてもなんと賞をいただいたのでした。同じく梅田の三越伊勢丹の会場で「自作を語る」が催され、駒の会の皆さんも応援に来てくださりました。

前年の時は係の人にお願いして数枚だけ撮らせていただいたのですが、この時はある方がいつの間にか「広報」という腕章を会場担当の人から手に入れてわりと堂々と撮影していたように記憶しています。もしかしたら記憶が違っているかもしれませんが。。。その方が撮ってくださった写真も紹介します。

これも6年前ですから私も若いですね。。。このときは作品がウインドウに仕舞われていて、開けたりすることはできなかったのですね。隠し蟻組のサンプルを持って何やらしゃべっております。

数日後、撮影してくださった方から写真が郵便で送られてきました。たくさん送ってくださり、お礼のお手紙を出そうとしましたが、送り主の住所がありません。これは困ったと当時駒の会の世話役をされていた方に連絡をしますと「〇〇さんらしいですね」と住所を教えていただいたのでした。

いまでは写真はスマホを撮って、プリントすることはほとんどありませんが、やはりこう形になっていると色々と思い出しますね。そういえば受賞もこの時以来ご無沙汰です。がんばります。。。

2020/05/28懐かしい写真①

 コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言は全国で解除となり、ようやくいつもの日常が戻りつつあります。4月から母校の専門学校で助手として赴任する予定でしたが、この事態で休校が続いていました。6月からいよいよ再開するとのことで、授業も始まるようです。若いエネルギーに負けぬよう頑張らないといけません。もちろん、ご依頼いただいている仕事もこれ以上遅れが出ないように頑張ります。

 この5月に開催予定であった第49回日本伝統工芸近畿展は緊急事態宣言により開催中止となってしまいました。

 ところで、先日自宅の掃除をしていた妻が懐かしいものを発掘しました。

 2013年の第42回日本伝統工芸近畿展で私が新人奨励賞をいただき、「自作を語る」というイベントが今は無き梅田の三越伊勢丹の展示会場で行われました。その時に関西駒の会の皆さんが応援に駆けつけてくださって写真を撮ってくださり、のちにこのように台紙にして駒の会の例会時に渡してくださりました。
展示会場は撮影禁止でしたが、確かどなたかが会場担当の方に頼み込んで、「本人と本人の作品だけであれば」という条件で許しを得たのだと思います。同じく受賞者で自作を語るに来ていたSさんもなぜか一緒に写っていますね。7年も前ですからもう時効でしょうか。このSさんも今は専門学校で助手をしています。マイクを持っておられるF先生は関西の木工界の大御所の先生で、自作を語る以前にずいぶん辛口のコメントをいただいたことが思い出されます(笑)。

 じつはこの翌年も賞をいただいたのですが、その時の写真も発掘されました。そのお話はまた。

2020/04/19再会|写真を送っていただきました

先日ブログを呼びかけをいたしました「私がこれまでに製作した駒をお持ちでお使いいただいている写真が見られると嬉しい」という記事をご覧いただき写真を送っていただきましたのでご紹介させていただきます!

【無劍書盛り上げ駒薩摩黄楊杢】

【水無瀬書盛り上げ駒薩摩黄楊杢】

所有していただいている方とは2010年ごろにATC(アジアトレードセンター(当時))で開催された関西駒の会の展示会でお会いし、出品していた駒箱をお求めいただきました。それがご縁で将棋駒も何組かご依頼をいただきました。
送っていただいた写真を拝見し、盛り上げをした日に夕立が降り漆が縮まないかヒヤヒヤしたことなど、製作した当時の思い出がよみがえりました。水無瀬などは9年くらいになろうかと思いますが綺麗に磨かれながら使っていただいていることが見受けられ嬉しく思いました。

また駒と再会できると嬉しいですね。